(※写真はイメージです)
ヒートショックという言葉を聞いたことがありますか?
ヒートショックとは、急激な温度変化により心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす健康被害のことです。
先日、あるニュースでヒートショックによる家の中での死亡者数は交通事故の倍という話が載っていました。
このヒートショック、年齢に関係なく起こるようですが、やはり高齢になればなるほどリスクが高まります。
特に気を付けたいのが入浴時ですね。
お風呂に入る際、脱衣所から浴室のあたりは暖房が効いていない住宅も多いと思います。暖かな部屋からお風呂場へ行って服を脱ぐと、急激な温度変化で体に負担がかかります。
他にも、夜中にトイレに起きた時なども注意しなければなりません。
夜中は全ての暖房を切っている場合が多いと思いますので、暖かなお布団の中から冷えた廊下を通り冷えたトイレに行くことになります。
他にも、朝起きて、着の身着のままちょっと玄関先の郵便受けに新聞を取りに行く! なんていう一瞬のことでもヒートショックが起こる危険があります。
基本的な対策としましては、ちょっとした時間であっても寒い場所に行くときには必ず一枚着込むということを心がけていくのが大切ですね。
また、お風呂場の脱衣所やトイレには小さな電気ヒーターを置くようにするなど、お部屋自体を暖かくする対策も大切ですね。
その際には、人感センサー付きのものなどを選んで、トイレに入った際にヒーターが作動するようにすれば、電気代も節約できます。
また、浴室に明り取りや換気のための出窓が付いている場合などは、シャワーカーテンなどを一枚かけるだけで浴室の温度が2~3度以上変わってきます。
交通事故より怖いヒートショック、お家の中の危険を今一度見直してみてはいかがでしょうか?